古希バックパッカー海外放浪記
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北インド放浪3カ月 第8回
2017/09/24 高野凌インドでは近年病人が急増しているが、原因は劣悪な工業製品である。父の時代には商品は良心的な職人魂(craftmanship)で造られていた。例えば髭剃り用カミソリは一度購入すれば一生使えた。すなわち生産者は品質を保証していたから人々は安心…
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北インド放浪3カ月 第7回
2017/09/17 高野凌なぜインド人がインド国軍を誇りに思っているのか、インド人は中国をどのように認識しているのかサンジーンの見解は興味深いものであった。
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北インド放浪3カ月 第6回
2017/09/10 高野凌ジョーは日本の失敗は米国がまさに学ぶべきポイントだと頷いた。米国初等公教育では読み書き算盤という学習のツールや基礎的知識の習得が伝統的に疎かになってきた。生徒の自主性を育て多様性を尊重するという名目のもとで規律順守や地道な努力が軽視される…
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北インド放浪3カ月 第5回
2017/09/03 高野凌夜行バスとはいえ普通のタタ社製旧式バスであるから座席は鉄製で背もたれは垂直。ほぼ満席で一晩中走り続けて偶に暗闇の中で停車しては地元の人間が乗り降りしていた。しかし慣れとは恐ろしいものでウクライナの青年と最初の一時間ほど雑談した以外は数回目…
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北インド放浪3カ月 第4回
2017/08/27 高野凌聖地の道という道は神聖なる牛の糞尿によりキツイ臭気で覆われている。空気が淀んでじめっとしている。そのうち蠅も気にならなくなり「まー、いいかっ」という諦観と脱力感を覚える。
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北インド放浪3カ月 第3回
2017/08/20 高野凌インドを歩いて奇妙なことに気づいた。どこに行っても中国人観光客に会わないのである。いわゆる“中国のプレゼンス”がほとんど感じられないのだ。世界中どこでも観光客だけでなく商人・労働者など様々な階層の中国人を見かけるのに不思議であった。
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北インド放浪3カ月 第2回
2017/08/13 高野凌インド旅行を通じて印象に残ったのはインド人のインド軍自慢である。私の知り得る限り世界中でインド国軍ほど広く強く国民に支持されている軍隊はないように思う。
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北インド放浪3カ月 第1回
2017/08/06 高野凌私は2013年に定年退職して2014年3月から海外放浪旅を始めた。基本的に3カ月海外放浪して日本に戻り数週間で雑用を片付けてから再び3カ月の海外放浪に出かけるという生活パターンを繰り返してきた。
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米国ルート66 爆走11000キロ 第17回
2017/07/30 高野凌マクレーン氏は、ながらく牧場を経営。その後Essex一帯が砂漠化してゴーストタウンになってしまったのは愚かな政治家による間違った環境保護や環境規制が原因と糾弾する。
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米国ルート66 爆走11000キロ 第16回
2017/07/23 高野凌ロサンゼルス方面(西の方角)から自転車がやってきた。マウンテンバイクの後部荷台に小さなバッグを提げている。身長170センチくらいでがっちりした体格だ。このT氏は41才の期間工。今般満期まで勤め上げてボーナスをもらったので3カ月の予定でロサ…
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米国ルート66 爆走11000キロ 第15回後半
2017/07/16 高野凌「メキシカンの不法移民は税金を納めず稼いだ金を本国に送金している。不公平は許せない。中国や日本との貿易不均衡は米国の製造業を破壊した。輸入を制限して貿易赤字を減らしアメリカの製造業を復活し労働者の雇用を拡大することで米国経済は強くなる」
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米国ルート66 爆走11000キロ 第15回前半
2017/07/09 高野凌この周辺でモーテルを探したが労務者の長期滞在用がほとんどだ。普通の旅行者も受け入れているモーテルもあったが部屋がボロボロで長逗留している様子の夜のご商売のオネエサンたちが昼間からウロウロしていて治安が悪そうなので断念。これがラストベルトの…
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米国ルート66 爆走11000キロ 第14回
2017/07/02 高野凌ナバホ族の人口は約100万人。ナバホ族の伝承によると4人の先祖が北方から現在の米国に移住してきたという。ナバホ族は最大の居留地(reservation)を保有しておりアリゾナ州北部からニューメキシコ州にまたがっている。
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米国ルート66 爆走11000キロ 第13回
2017/06/25 高野凌19世紀後半にはイリノイ州は農業・鉱工業が発展した結果莫大な富が集積され議事堂建設には全米各地から最良の石材が集められ更に色鮮やかな大理石やシャンデリアなどが欧州各地から輸入された。19世紀後半に強大な大国として台頭してきた新興国家アメリ…
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米国ルート66 爆走11000キロ 第12回後半
2017/06/18 高野凌朝起きてテレビをつけると教会番組をやっている。ハイカラージャケットを粋に着こなしているイケメンの説教師が笑いあり涙ありの名調子で聴衆を魅了している。カトリック司祭のような式服を着用していないところを見るとやはりプロテスタント系教会番組なの…
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米国ルート66 爆走11000キロ 第12回前半
2017/06/11 高野凌共和党保守派の牙城はプロテスタント系教会に通う熱心な信者であると聞いていたので共和党保守派とはどんな人たちか覗き見しようと野次馬根性で立ち寄ることにした。教会の建物は外見上からは分かり難いが内部に入るとかなり広い。内部にはロビー、会議室、…
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米国ルート66 爆走11000キロ 第11回
2017/06/04 高野凌とにかく沖縄では夢のような17年間を過ごしたという。13年間海兵隊勤務、その間に日本女性と2回結婚。その他にも沢山ガールフレンドがいてオキナワ勤務はワンダフル&ドリームだったようだ。
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米国ルート66 爆走11000キロ 第10回
2017/05/28 高野凌米国経済は西部開拓時代以来世界からの移民難民を労働者として受け容れることで世界一の経済大国となり現在でも優秀な移民がIT産業など先端産業の発展を支えている。他方で移民難民の流入は白人労働者の既得権益を侵し繰り返し深刻な軋轢を生んできた歴史…
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米国ルート66 爆走11000キロ 第9回
2017/05/21 高野凌米国では大都市近郊には日本食品店が必ずある。本来日本人駐在員家族向けであるが最近では日本食ブームにより醤油、豆腐などの食材を買い求めるアメリカ人も多いからである。ミツワは日本の郊外型スーパーと同じくらいの大規模店舗だ。
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米国ルート66 爆走11000キロ 第8回
2017/05/14 高野凌アメリカの自動車道路は1920年代から次第に整備されてきたが1933年にルーズベルトが大統領に就任してニューディール政策で大規模公共事業による景気回復政策をとってから急速に発展した。
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