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2017/10/18 赤坂英一
野球はビジネス。高いお金を払ってくれる球団に行きたい。これは外国人のみならず、日本人選手も胸の奥底に秘めている本音だろう。が、それを堂々と口に出し、ここまできっぱりと言い切る選手は珍しい。
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2017/10/11 赤坂英一
石井、河田両コーチが広島の37年ぶり2連覇にどれほど多大な貢献をしたかは、「カープ優勝を支える2人の“鬼”」、「カープ選手の足が早くなったワケ」で詳しく書いた。実を言えば、この記事を書いたときにはすでに、石井コーチが退団を決意していること…
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2017/10/04 赤坂英一
中日の森野将彦(39歳)が9月24日、本拠地・ナゴヤドームでの広島戦を最後に引退した。このニュースを聞いて、全盛期はいいところで打っていたな、とかつての勝負強い打撃を思い出したファンも少なくないに違いない。
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2017/09/27 赤坂英一
そうした事情からサファテがMVPに選ばれれば、外国人の抑え投手としては史上初となる。ちなみに、外国人投手でMVPを受賞したのはスタルヒンとスタンカしかいない。
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2017/09/20 赤坂英一
引退目前のベテランならまだしも、若くしてすっかり弱気になってしまった投手の姿は見るからに痛々しい。今季で言えば、阪神の藤浪晋太郎がその最たる例だ。
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2017/09/14 赤坂英一
外野へ向かってノックをしながら、河田は声を嗄らしてこう叫んだ。「待って捕るな! 前へ突っ込んでこい、前へ! 後ろへ逸らすことを恐れるな!」と。
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2017/09/13 赤坂英一
広島カープ、逆転に次ぐ逆転の試合の面白さもさりながら、実は練習も非常に面白い。ブルペンの投球練習は球場の構造上なかなか見られないが、グラウンドで行われる打撃と守備の練習は一見の価値がある。観戦する際はぜひ早めに球場へ行き、試合前にじっくり…
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2017/09/06 赤坂英一
来季、ロッテの新監督にフリオ・フランコが就任する公算が高まっている。少なくともフランコ本人はやる気満々で、親会社が同じ韓国プロ野球のロッテ・ジャイアンツで打撃コーチを務めながら、正式なオファーが届くのを首を長くして待っているらしい。
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2017/08/30 赤坂英一
投げる途中で「止まっている」ことが問題なのか。いや、「止まっているように見える」ことが問題なのか。ペナントレースが大詰めを迎えた最近、プロ野球界が時ならぬ「2段モーション問題」に揺れている。
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2017/08/23 赤坂英一
甲子園で行われる高校野球では、試合後に両チームの監督と選手がひとりずつ、インタビュー用のお立ち台に上がって報道陣の取材を受ける。今夏の第99回選手権大会でも、NHKなどのテレビ中継ですっかりお馴染みとなっている光景だ。
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2017/08/16 赤坂英一
首位独走中の広島がセ・リーグ史上最速のスピードで優勝を決めるかもしれない。過去最速の記録は1990年の巨人で、優勝決定日は9月8日だった。広島は昨季、この記録を更新するのではないかと言われながら、2日遅れの9月10日となっている。
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2017/08/09 赤坂英一
早実の清宮幸太郎はどこへ行くのか。どこへ行くのが〝正解〟なのか。西東京大会決勝で東海大菅生に敗れ、悲願だった3年生夏の甲子園出場は叶わず。歴代新記録となるはずだった高校通算108号も打てなかったスラッガーの進路に、改めて注目が集まっている。
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2017/08/02 赤坂英一
最下位に沈んでいるヤクルトが、ようやく元気を取り戻しつつあるようだ。先月22日、本拠地・神宮球場での阪神戦で、47年ぶりの連敗記録を14でストップ。同じく神宮で行われた次のカード、5位・中日との3連戦では今季初の同一カード3連勝も達成した。
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2017/07/26 赤坂英一
長らくこの仕事を続けていると、取材して好印象を抱いたプロ野球選手が問題や不祥事を起こして、あ然とさせられることがある。駆け出しのころは驚いたり、落胆したりしたが、そんな経験が何度か続くうち、こちらも一種の悟りの境地に達した。
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2017/07/19 赤坂英一
ペナントレースの前半戦最終日だった先週12日、ジャイアンツ球場へ巨人の三軍戦を見に行ってきた。いま、このときを、どこまで懸命に生きることができるか。三軍と独立リーグの交流戦には、泥臭い若者たちの人生が垣間見える。
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2017/07/12 赤坂英一
今月1日に80歳で亡くなったプロ野球の名将・上田利治さんは広島OBだった。いや、広島の親会社・東洋工業(現マツダ)のOBだった、と言ったほうが正確かもしれない。
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2017/07/05 赤坂英一
長年プロ野球を取材していて、いい加減で何とかならないか、と常々考えていることがたばこの問題である。熱心なファンなら察しがついているように、この世界は非常に喫煙率が高い。
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2017/06/28 赤坂英一
盟主と呼ばれる球団でこんな親会社主導の〝粛正人事〟がまかり通っているようでは、なかなか日本のプロ野球界にGM(ゼネラルマネージャー)という役職は根付かないのではないか。改めてそう痛感させられたのが、シーズン途中での巨人のGM交代劇である。
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2017/06/21 赤坂英一
プロ野球セ・パ交流戦、最後は大方の予想通り、ソフトバンクが通算8度目、3年連続で頂点に立った。球団史上初の交流戦1位を狙った広島に対し、ソフトバンクが常勝球団としての地力と貫禄を見せつけた形である。
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2017/06/14 赤坂英一
巨人はいま、史上〝最弱〟の状態にあると言ってもいい。試合に負けるたび、「全員が一丸となってやるしかない」「みんな何とかしようとしている」と絞り出す高橋由伸監督の言葉も悲壮感を帯びている。
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