赤裸々に明かされる ビートルズ解散の舞台裏

『ザ・ビートルズ 解散の真実』

ビートルズファンにとってはある意味で、読むのがつらい本かもしれない。グループの求心力が失われてゆく過程が赤裸々に記されている。

「幻覚」をとおして見る 脳がつくりだす知覚世界…

『見てしまう人びと』

私たちを不安にさせる、幻視、幻聴、幻嗅…。実は、幻覚は「脳の働きを洞察するための貴重な情報源」と言える。

スイスが国際競争を勝ち抜いてきた理由

『スイスの凄い競争力』

様々なビジネス分野で成功した国・スイス。競争力を持った「スイス株式会社」はどこまで持続可能なのだろうか。

なぜ「未承認国家」は生まれるのか 不安定化す…

『未承認国家と覇権なき世界』 廣瀬陽子氏インタビュー

「未承認国家」――聞き慣れないこの言葉こそ、世界中で勃発している地域紛争を読み解くキーワードなのかもしれない。

自らハンドルを握り、見えた タクシー業界の課題

『潜入ルポ 東京タクシー運転手』

ノンフィクション作家がタクシー業界に正規のドライバーとして約3年間「潜入」し、1万人程のお客さんを乗せながら体験した内容をつづった。

薬物、アルコール、高カロリー食、ギャンブル………

『快感回路』

人間はどのように「快感」を感じるのか――。「根本的な、文化の差異を超えた生物学的な解明」が試みられる。

成果につながる「がんばり」を 努力は「量」か…

『がんばると迷惑な人』

普段何気なく使っている「がんばる」という言葉の意味をあらためて考えさせられる。「成果に結びつく質の高い努力」とは…

働く地方議員をきちんと選ぶために

『トンデモ地方議員の問題』

2014年、世間を騒がせた「トンデモ地方議員」問題。著者の長年にわたる取材によって明らかになる地方議会の実態とは…

ロシアは「アジアの国」になろうとしているのか

『プーチンはアジアをめざす』

ウクライナ問題や原油価格の急落など昨年からロシアの動向が注目されている中、最近のロシアをどう理解すれば良いのか―。そのヒントを探る。

「子どもの貧困」を 社会的投資の観点から考える

『子どもに貧困を押しつける国・日本』 山野良一氏インタビュー

昨年、日本の「子どもの相対的貧困率」が調査開始以来、過去最悪であったと発表された。「子どもの貧困」の実態とは――。

ニクソン・ショックにリーマン危機… 世界を震…

『12大事件でよむ現代金融入門』

ニクソン・ショックやリーマン危機、新興国危機など世界を震撼させた金融危機はなぜ起きたのか―。

【特別編】年末年始に読みたい1冊 2014

識者のおすすめ「今年の3冊」

当コーナーでインタビューした3人の識者に、今年読んだ本の中から3冊オススメを聞いた。

捏造と科学論文、愛人、そして自殺 科学スキャ…

『双子の遺伝子』

2014年、大いに話題となったSTAP細胞騒動。しかし、そんな科学スキャンダルは、格別に新しいことでもないようだ。

生物多様性の意味を問う 希少種の生命は、あり…

『ねずみに支配された島』

希少種の保護という“正義”のもとに、島に毒餌をばらまき、大量の捕食者を殺すことは許されるのか――。

地域に根ざしたスポーツ文化をどう醸成していくか

『百年構想のある風景』 傍士銑太氏インタビュー

1996年からJリーグが掲げる「百年構想」とは何か。地域コミュニティづくりをスポーツの視点から考える。

インド人が世界で活躍する理由

『すごいインド』

本書を読むと、カースト制度は残っているものの意識は薄くなり､英語を話し、高い教育水準を目指す新しいインドの姿が随所に見てとれる。

消費の主役は70歳以上の女性に

『L70を狙え！』

70歳代の女性＝L70が近年、実に旺盛な消費を展開している―。そこにはどんなビジネスチャンスがあるのだろうか。

大統領から読み解くアメリカ

「大統領のリーダーシップ」　

リーダーシップ論が盛んなアメリカ。主に20世紀に焦点をあて、アメリカが「拡大」していく中で、時代を作った大統領たちを分析する。

共生者の「不在」がもたらす現代病 アレルギー…

『寄生虫なき病』

寄生虫や細菌、ウイルスなど進化の過程でヒトと依存しあい、バランスを保ってきたさまざまな「旧友」たちの「不在」が人類にもたらすのは…

家族との思い出深い時間には いつも新幹線が

慶應義塾大学教授・阿川尚之氏インタビュー

自分が生きて来た、家族とともに過ごして来た歳月が、その時々の思い出が、どこかで新幹線と重なっている、新幹線の歴史と結びついている。