特集:習近平・独裁政権の行方
第19回中国共産党全国大会、そして2018年春の人民代表大会を経て「独裁体制」を確固たるものにした習近平政権のいまに迫る。(写真:新華社/アフロ)
-
児童書で読み解く習近平の頭の中(2)
2018/06/06 樋泉克夫習近平国家主席を頂点とする現在の共産党政権中枢が幼少期を送った1950年代に出版された児童向け書籍から、当時の共産党政権が育て上げようとしていた“理想の小国民像”を考えてみたい。それというのも“三つ子の魂百までも”の譬えに示されるように、…
-
『中国はなぜ軍拡を続けるのか』阿南友亮教授インタビュー
2018/05/11 本多カツヒロ「一言で言えば中国における政権の『背骨』」だという人民解放軍。一体どんな組織で、これまでの中国、そしてこれからの中国にどのような影響を与えるのだろうか。
-
2018/05/10 高田勝巳
中国は、大いに面目を失った。中国は、北朝鮮に影響力を及ぼせる国として、面子が立ってきたわけだから、それが実は違ったということが、国際社会で表面化し、金に「中抜き」されて、勝手にアメリカと商売を始められたと巷では言われているよ。
-
2018/04/21 樋泉克夫
中央アジアにおける一帯一路の現状を見ようと思い立ち、ウズベキスタンに向った。中国大陸をほぼ真西に向って横断することになる。
-
2018/03/22 樋泉克夫
昨秋の第19回中国共産党全国大会、そして今春の人民代表大会を経て習近平政権の「一強体制」はいよいよ鮮明になった。当初は「共産中国最弱の帝王」だったはずの習近平主席が江沢民、胡錦濤を飛び越えて毛沢東、鄧小平の域に達した背景には何があるのか。
-
2018/03/16 山口亮子
中国で国家主席の任期の制限を撤廃する憲法改正案が可決された。共産党にとって敏感すぎるこの話題を各メディアがどう扱ったか紹介するとともに、そもそも中国メディア、あるいは中国系メディアにどういうものがあるのか整理したい。
-
2017/10/31 西本紫乃
中国では重苦しい政治の空気の中で、各々が保身のため、出世のため、暮らしていくため自分の目的に合わせて政治を利用している。習近平主席がまわす大きな政治の歯車は、国民の声や国際社会の評価によって軌道修正されることなく、この先も加速しながら回っ…
-
2018/03/20 岡崎研究所
経済的な影響のみならず、軍拡・サイバー・宇宙・投資など多方面にわたり中国の巨大化が止まらない。対中脅威論が高まる欧州やインド太平洋を重要視する米国、日米印豪のダイヤモンド構想を掲げる日本など諸国は共通認識を持っての対処が急務だ。
-
2017/11/24 岡崎研究所
第二期を迎えた習近平政権は党大会で権力の磐石ぶりと中国の次期段階をあらわしたが、その脆弱性として高邁な理想と高い倫理観をいかに党員が達成できるかにかかっており、経済と政治の厳しい関係性を迫られることになるだろう。
-
2017/11/06 小原凡司
第一期習近平政権の5年間は、党の権威を高めるために、これまで放任してきた政治、経済、社会をそれぞれに締め上げてきた。管理して成功してこそ、共産党統治の正統性と正当性が確保される。19大では、党の権威をさらに高めることが決まったに過ぎない。
-
中国党大会後の「対台湾政策」を読み解く
2017/10/28 福田 円党大会において「台湾独立」の阻止を断固たる姿勢で示した習近平。だが、習近平政権の対台湾政策が強硬路線一辺倒になると結論づけるのは早計である。中台関係に詳しい法政大学・福田円教授が、中国党大会後の「対台湾政策」を読み解く――。
-
2017/10/27 山口亮子
24日に閉幕した中国共産党の第19回党大会。「習近平の新時代の中国の特色ある社会主義思想」というキーワードが党規約の行動指針に盛り込まれたことは日本でも盛んに報道されているが、このほかにもキーワードは多数ある。
|
|