特集:ファーウェイ副会長の逮捕事件
カナダで逮捕されたファーウェイ副会長・孟晩舟とは何者なのか。また、氏の逮捕を巡るアメリカの思惑や中国の動きを探る。
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2019/01/27 立花 聡
ファーウェイの任正非CEOは立て続けに2通のメールを全従業員に配信した。「苦しい時期に備え、凡庸な社員を解雇せよ」。ファーウェイはかなり追いつめられているようだ。
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公開された日記に見る「論理破綻」
2018/12/28 立花 聡ファーウェイは12月21日、孟晩舟副会長の日記の一部を公開した。その内容は、ある日本人から孟氏に宛てられた手紙に触れ、「世にも本当の人情が存在する」と讃え、情に訴えるものだった。そこから垣間見えた孟副会長の本音とは――?
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国防は経済に優先する
2018/12/21 國分俊史2018年、米国は中国による情報抜き取りへの警戒感をあらわにし、中国企業を名指しで自国市場から排除した。米国と同盟国の矢継ぎ早の動きを見ると、経済への悪影響による政策の「ゆり戻し」は起きそうにない。
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米中5G戦争――通信速度「100倍」が生み出す世界
2018/12/20 尾崎史生通信速度が現行の4G携帯電話と比べて100倍になるとも言われる5G。自動運転や遠隔医療など単なる通信を超えた社会基盤になる可能性がある。米中で主導権争いが始まっているが、日本勢の影が薄い。
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選択肢を与えられていない中国
2018/12/20 立花 聡ファーウェイの孟晩舟副会長はカナダで逮捕され、米国への引き渡しの審査手続にあたって現在保釈中である。政治面と司法面から、この事件は概ね3つのシナリオを描けるのではないかと思われる。
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2018/12/17 海野素央
今回のテーマは、「ファーウェイ事件とトランプ流ディールパターン」です。中国の通信機器大手「華為技術(ファーウェイ)」の孟晩舟副会長兼最高財務責任者(CFO)が12月1日、米国の要請によりカナダのバンクーバーの空港で逮捕されました。孟副会長…
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トランプの真の狙いとは?
2018/12/14 立花 聡米国は何より、多様性に価値を置いてきた。しかし、トランプ大統領の中国に対する露骨な狙い撃ちによって、このような米国の固有価値観に背馳する一面も露呈した。中国人エリートたちが戸惑うのも無理はない。
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明かされる「華麗なる一族」の正体
2018/12/12 野嶋 剛逮捕のなかで、孟晩舟が父親の任正非と姓が違うので、どのような関係にあるのだろうかと興味が湧いた。香港、台湾、中国、米国のメディアの報道を総合してみると、「華麗なる一族」が浮かび上がった。
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2018/12/12 立花 聡
私は多くの中国企業の経営者と対話してきた。人件費を基本的に変動費だと認識している経営者がほとんどである。たとえ固定費だとしても、その固定費をいかに変動費化するかという課題を彼らは常に考え、行動を起こしている。
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