●国連安保理決議2094(2013年3月7日)
対象となった北朝鮮の行動:第3回核実験(2013年2月12日)
主な内容:(1)核・ミサイル開発に関する金融取引禁止(2)船舶貨物検査を義務化
日本の独自対応:朝鮮総連副議長らの再入国禁止
●国連安保理決議2270(2016年3月2日)
対象となった北朝鮮の行動:第4回核実験(2016年1月6日)、テポドン2改良型発射(2016年2月7日)
北朝鮮側主張(テポドン2について):「地球観測衛星光明星4」を搭載した「光明星」の打ち上げ
主な内容:(1)北朝鮮からの石炭などの鉱物輸出を原則禁止(2)北朝鮮への航空燃料輸出制限(3)全貨物の検査
日本の独自対応:(1)2014年に一部解除された制裁の復活(2)在日外国人の核・ミサイル技術者の再入国禁止(3)北朝鮮に寄港した第三国籍船舶の入港禁止
●国連安保理決議2321(2016年11月30日)
対象となった北朝鮮の行動:第5回核実験(2016年9月9日)
主な内容:(1)北朝鮮からの石炭輸出に年間の上限を設定(2)銅やニッケルの輸出も禁止(3)北朝鮮からの彫像の輸出禁止
日本の独自対応:(1)訪朝した在日外国人の核・ミサイル技術者について入国禁止の対象者を拡大(2)北朝鮮に寄港した全船舶の日本入港禁止(3)資産凍結の対象者拡大
●国連安保理決議2356(2017年6月2日)
対象となった北朝鮮の行動:2016年9月9日の第5回核実験以降の核開発及び一連の弾道ミサイル発射
主な内容:金正恩国務委員長の側近らを資産凍結・渡航禁止の対象に追加
●国連安保理決議2371(2017年8月5日)
対象となった北朝鮮の行動:2017年7月に行われた2回のICBM発射
主な内容:(1)北朝鮮からの石炭や海産物の輸出を全面禁止(2)北朝鮮からの労働者派遣の新規受け入れを禁止(3)北朝鮮との新たな合弁企業設立を禁止
●国連安保理決議2375(2017年9月11日)
対象となった北朝鮮の行動:第6回核実験(2017年9月3日)
主な内容:(1)北朝鮮からの繊維製品輸出を全面禁止(2)北朝鮮への原油供給に「現状を超えない」という制限を導入(3)北朝鮮への石油精製品供給を年間200万バレルに制限(輸入実績の半分弱)(4)北朝鮮労働者の雇用契約の更新を禁止
▲「WEDGE Infinity」の新着記事などをお届けしています。