「中国の経済はこの先強力になる。米国は自国の工場を軒並み閉じて、鍵をかけねばならないが、その鍵も中国製だ。中国が援助を申し出てくるなら、パキスタンは応じるべし。我が国が危機に及べば、いつでも中国が助けに来てくれるのだから」
別のウルドゥー語紙「アウサフ」も6月11日付社説で、中国との新たな協力協定が「通信、港湾、水資源」各分野に及ぶと指摘し、「中国を今日の強国にした政策をパキスタン指導者たちはすべからく模倣すべきだ」と言う。ちなみに同紙の表現によれば、両国関係は「海よりも深い」ものでもある。
5月24日、梁光烈・中国国防相を代表とする訪問団は、首都イスラマバードでパキスタンと軍事協力深化に向けた協定を結んだ。練習機を4機と、パキスタン軍訓練費用として6000万元(約8億円)を供与するという。
一連の社説はこれら関係強化を踏まえたものだ。
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