ザンビアでは07年、別の炭鉱でも中国人管理者が待遇不満の抗議をしていた労働者に発砲する事件があった。初めてではないだけに、中国への反感がくすぶり続ける。
2人の中国人は逮捕され、査証剥奪のうえ保釈処分となったが、10年11月中旬現在公判はなお継続中。実はこの乱射事件、起きたのは10年10月15日のことだった。世界の主要メディアは記事の長短は別としてともかく事実を伝えたけれど、本邦マスコミはほとんど黙殺した。知られることなく過ぎそうなのであえて旧聞を採録した次第。
日本のメディアはこの種の中国のふるまいについてなぜか伝えたがらない。冷戦時代、ソ連に関してフィンランドのメディアはかくばかりだったかと思わせるものがある。
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