2023年2月4日(土)

赤坂英一の野球丸

2018年4月25日

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 私は2月14日付記事『相撲協会は西武球団を見習え』で、未成年選手が公共の場で喫煙していたことをあえて自ら公表、様々な論議を呼んだ西武の姿勢について言及した。コンプライアンス遵守が重視される現代、西武の姿勢はもっと評価されるべきだと主張したのだが、球団ぐるみでこれだけ大がかりな地域への貢献活動に取り組んでいる以上、少々の〝やんちゃ〟も許されないのは当然だろう。

『北海道179市町村応援大使』

 北海道在住のプロ野球ファンなら、西武の『L-FRIENDS』からすぐに日本ハムの『北海道179市町村応援大使』を想起するに違いない。これは日本ハムが2013年から発足、毎年ファイターズの選手2~3人ずつを18の市町村の「応援大使」に任命し、ファンサービスや野球教室など地域振興のイベントに協力するという企画。どの選手がどこの町の応援大使になるかはシーズンオフに札幌ドームで行われるファン感謝イベントで発表されており、毎年大変な盛り上がりを見せている。ちなみに、今年から大リーグに移籍した大谷翔平は昨年、幕別町の応援大使となり、1年間幕別町のポスター、広報誌、ホームページに登場、特産品をPRするイベントに協力していた。

 地域振興に乗り出す球団としては後発とはいえ、かつて一度は黄金時代を築いた実績を持ち、「王者」と呼ばれた西武が、21世紀の今日、改めて地元への貢献に取り組み始めた意義は決して小さくない。隣の東京都に本拠地を置くセ・リーグの人気球団、巨人やヤクルトにとっても学ぶべきところは少なくないように思う。

  
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