安倍総理は、APEC首脳会議前、11月16日に豪州に立ち寄り、モリソン首相と会談しているが、その時に発出された共同プレス声明にも、WTOの改善が盛り込まれた。ということは、これらの段落に反対しているのも、中国ということだろうか。
パプア・ニューギニアは、APEC首脳会議が始まる前、中国の習近平総書記を国賓として厚遇した。しかし、オニール首相は、APEC首脳会議では、あくまで議長としての中立を守り、中国の圧力に屈せずに、多国間会議を取り持った。自由で開かれたアジア太平洋の一員として、小国ながら踏ん張った。中国は、相当、いらいらしていたようで、それをロウギンは、「癇癪外交」と名付けた。
参考:外務省「APEC2018」平成30年11月18日、Josh Rogin ‘Inside China’s ‘tantrum diplomacy’ at APEC’ Washington Post, November 20, 2018
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