2022年8月8日(月)

From LA

2020年1月11日

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土方細秩子 (ひじかた・さちこ)

ジャーナリスト

ボストン大学コミュニケーション学部修士課程終了、パリ、ロサンゼルスでテレビ番組製作に携わり、1993年より米国でフリーランスのジャーナリスト活動を行う。

OSを持たないことが不利になる可能性

 このOSを持たない、ということが今後のコネクティビティ・ハブシステムの中心になるためには大きなディスアドバンテージになりそうだ。今回のCESでは、白いツナギのユニフォームを来たグーグルスタッフが至る所で見られた。グーグルそのものがブースをだしているのだが、会場前でも大掛かりなイベント、そして様々なブースにグーグルスタッフが配置されていた。

 これらのブースは、テレビであったり健康器具であったり、様々な製品だ。共通点として「アンドロイドにつながっている、アンドロイドによってコントロール出来る」ことが挙げられる。例えばテレビでは「アンドロイドTVにより、テレビ画面にアンドロイド画面が表示でき、家庭内IoTのコントロールハブとして使えたり買い物やウェブサーチが可能」ということで、パートナーであるテレビメーカーのブースにグーグルスタッフが常駐し、その機能、利便性を説明、という具合だ。

 アマゾンが自動車関連ブースに出展、というのは目新しくはあるが、今回のグーグルの「どこでも利用されている」アピールと比べるとややインパクトに欠ける。しかもそれ自体を展示はしていないものの、グーグルはウェイモという自動運転車両開発も進めている。

 スマートスピーカーのマーケットシェアそのものはアマゾンが61%に対しグーグルは24%とアマゾンが大きくリードしている。しかし今年のグーグルブースではグーグルアシスタントで出来ることが強調されており、今後グーグルの追い上げが激しくなるとも予想される。アマゾンはこの競争にどのように打ち勝つつもりなのか、単にRivianとの提携を前面に出すだけでは不十分と言える。

  
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