2024年6月18日(火)

From LA

2020年4月10日

ほとんどが一週間先まで予定がギッシリ

 またウィルスに感染したドライバーを抱える運送会社が一時休業になったりで、州の流通を支えるトラック網も減少している。産地では無駄に食品が失われ、スーパーは品薄状態が続く。この構造は簡単には修復できそうにない。

 車の運転が出来ない高齢者向けの宅配サービスも然りだ。外出を控えたい人が多くなり、ウーバーイーツ、アマゾンフレッシュなどの食品デリバリーサービスは大盛況となっている。多くがウェブ上で配達可能枠を指定するのだが、ほとんどが一週間先まで予定がギッシリという状態だ。これまで宅配に頼ってきた高齢者、障害者などに振り分けられる枠も当然ながら少なくなっている。

 このように社会的不安が広がる中でホームレスの感染爆発が起これば、全体としてのパニックにつながる可能性もある。ロサンゼルス郡ではロックダウン以降「命のホットライン」に寄せられる電話件数がなんと75倍に増えたという。自宅隔離により孤独を募らせる人、失業に絶望する人、先の見えない生活に不安を覚える人など、自殺願望を抱く人がそれだけ増えているということだ。救済は訪れるのか。

  
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