2024年6月18日(火)

Wedge REPORT

2020年8月21日

応募動機に変化

 学生の就職事情に詳しいベネッセi-キャリア新卒事業本部の大竹航取締役は「学生の就活人気企業に関するアンケート結果は、マクロ視点では過去30年間、それほど大きく変わってないが、近年人気ランキングの常連である大企業が、トップ10圏内から姿を消すケースもちらほらと見えてきた。学生の側から掘り下げてみると、応募動機が変化し始めていることに行き着く。例えば、安定就職の代名詞でもある国家公務員も、今年は総受験者数が減少する形となった。これらの結果からもわかるように、今の学生は安定した大企業や公務員で一生その身を捧げるという概念がそもそもない傾向にある。

 また、瞬間的な好待遇よりも、その会社で得られる経験が、いかに自身の生涯年収にレバレッジを効かせる要素になるか? の方に興味を持つ。いまは『若いうちから責任ある仕事を任せてもらえる』や『1社にいながら様々な会社に関われるので、将来の起業に役立ちそう』など、より本質的な理由が目立つ。さらに、コロナ禍という点も踏まえると、『働き方の自由度』は、今後の仕事選びにおける新しい要素になるのではないか。多少の年収を犠牲にしても、ワークライフバランスの充実を優先したいという学生は確実に増える。またここでいう「『自由』が指すものは働く場所や勤務時間の自由だけではない。副業を認めるなど、働く制度そのものの柔軟性も重要になる」と指摘した。

【参考】
https://www.jinji.go.jp/kisya/2008/2020sougousaigou.html

  
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