2022年12月8日(木)

Wedge REPORT

2021年1月18日

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プロ野球界全体の信用失墜を招いた

 そう考えると、いずれ清田が無期限謹慎を解除され、復帰を果たす日が来るとしても、まず「応援してもらえるような」環境が整うとは考えにくい。「無期限」という曖昧な処分期間で早期解除も可能にするのではなく「最低でも2021年シーズン」とするなどキッチリと長期謹慎の区切りを設けておくべきだろう。ちなみにパ・リーグの某球団関係者からは謹慎期間中の清田に対し、次のような発案も投げかけられていた。

 「コロナ禍で医療従事者の方々がどれだけ大変な思いをされながら〝前線〟で戦っているのか。それを体感する意味でも清田選手は謹慎期間中、一般レベルでも尽力可能な範囲内で医療ボランティアに従事すべきだ。彼はコロナの恐ろしさを分かっていないから、このような愚行に走ったのだろう。だからこそ〝ストップ・コロナ〟に反省の意味で身を捧げるぐらいの覚悟を見せ、多大な迷惑をかけてしまった世間から信頼を取り戻せなければ再スタートの道など歩めない。いずれにせよ、復帰云々はそれからだ。ロッテさんも彼にとって門外漢となることを課し、もっときついペナルティを与えなければいけないと思う」

 いずれにせよ、世間が神経を尖らせる新型コロナウイルス感染症に絡む不祥事を起こした清田には他球団からも「プロ野球界全体の信用失墜を招いた」として冷淡な目が向けられている。ロッテから無期限謹慎処分を食らったとはいえ、猛烈な逆風は沈静化しそうもない。どのような落としどころを見つけることになるのか。ロッテ側が腐心しなければならないのは必至であろう。そして当の清田本人は極めて厳しい立場へと追いやられそうだ。

  
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