テレビがテレビでなくなる日
「テレビ」の正式名称は「テレビ受像機」。放送あっての「テレビ」なのですが、今状況が変わりネットフリックスなど、ビデオ・オンデマンドに押されています。
テレビで残っているものは、速報性。ニュースとスポーツライブです。しかし、人気スポーツが細分化された今、視聴率では狙えません。要するに、テレビの一番の特質であったエンターティメント・コンテンツが豊富にあるというのが成り立たないわけです。
ビデオ・オンデマンドが有料でも成り立っているのは、コンテンツを増やし続けているからだと思います。マンガ雑誌で最強は『少年ジャンプ』ですが、ジャンプは、常に新人を育てます。新人=「全く新しい」コンテンツでもあるのです。ネトフリのオリジナルコンテンツは、ジャンプの新人発掘と同じとは言い過ぎでしょうか?
それを分かっているからでしょうか。シャープはリモコンを大幅に変えました。ワンボタンですので、即座に、そのページへ移動できます。それが8つ。(1つはカスタムなので、自分の好きなページに設定できる)
これは、東京だと、テレビの地上波と同じ数です。つくづく、オンデマンドの強さを思い知った感じです。そうなると、今後は攻守逆転。メイン、オンデマンド。マイナー、放送になる日が来るかもしれません。
パナソニックもテレビ事業を縮小することを発表しています。シャープも開発がなくなりました。今から本当にどうなるのでしょうか?
▲「WEDGE Infinity」の新着記事などをお届けしています。