2022年12月7日(水)

家電口論

2021年5月25日

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多賀一晃 (たが・かずあき)

生活家電.com主宰

1961年生まれ。慶應義塾大学理工学部卒、同理工学研究科修了。大手メーカーにて商品開発・企画を担当後、独立。現在、商品企画コンサルティング ポップ-アップ・プランニング・オフィス代表。

テレビがテレビでなくなる日

 

 「テレビ」の正式名称は「テレビ受像機」。放送あっての「テレビ」なのですが、今状況が変わりネットフリックスなど、ビデオ・オンデマンドに押されています。

 テレビで残っているものは、速報性。ニュースとスポーツライブです。しかし、人気スポーツが細分化された今、視聴率では狙えません。要するに、テレビの一番の特質であったエンターティメント・コンテンツが豊富にあるというのが成り立たないわけです。

 ビデオ・オンデマンドが有料でも成り立っているのは、コンテンツを増やし続けているからだと思います。マンガ雑誌で最強は『少年ジャンプ』ですが、ジャンプは、常に新人を育てます。新人=「全く新しい」コンテンツでもあるのです。ネトフリのオリジナルコンテンツは、ジャンプの新人発掘と同じとは言い過ぎでしょうか?

 それを分かっているからでしょうか。シャープはリモコンを大幅に変えました。ワンボタンですので、即座に、そのページへ移動できます。それが8つ。(1つはカスタムなので、自分の好きなページに設定できる)

 これは、東京だと、テレビの地上波と同じ数です。つくづく、オンデマンドの強さを思い知った感じです。そうなると、今後は攻守逆転。メイン、オンデマンド。マイナー、放送になる日が来るかもしれません。

 パナソニックもテレビ事業を縮小することを発表しています。シャープも開発がなくなりました。今から本当にどうなるのでしょうか?

  
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