2024年4月25日(木)

日本の漁業は崖っぷち

2012年11月21日

水産国家として恵まれている日本
急がれる資源管理

 年明けの1月には、被災をした気仙沼市主催で同じく、水産関連の方々を集めて、復興のためのノルウェー視察が実施される予定です。これからの日本の水産業を担っていく多くの方々が、ノルウェーの水産業に学び、日本にその手段を持ち帰れればと思います。幕末から明治にかけて、海外に出かけて文化を持ち帰り、日本の発展に大きく寄与してきた人々がいたように。

 筆者は繰り返し述べます。崖っぷちではありますが、日本はノルウェー同様、もしくはそれ以上に、水産国家として非常に恵まれた環境にあるのです。そして、現状の大きな違いは、取るべき資源管理政策の違いにあるのです。

 最後に、今回のプロジェクトに携わられたノルウェー大使館及び宮城大学の方々、そして特に現地でのアテンド・準備等に尽力されたノルウェー大使館の中山圭介様(シニアマーケットアドバイサー)ご苦労様でした。将来の日本の水産業に役立つことを共に願っております。


河北新報へのリンク(全5回) 水産復興の視点―先進地ノルウェーに学ぶ
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1111/index.htm 
震災からの復興をめざし、 世界に誇れる水産業を構築するための提言 宮城大学
http://jigyo.myu.ac.jp/311support/wp-content/uploads/2012/11/121109%E3%83%8E%E3%83%AB%E3%82%A6%E3%82%A8%E3%83%BC%E8%A6%96%E5%AF%9F%E6%8F%90%E8%A8%80%E6%9B%B83.pdf

*後篇は、12月掲載予定です。


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