自慢のようであるが、海兵隊以上にそのために必要な機動性、多種機能、自律行動能力を持っている軍隊はない、と述べています。
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海兵隊の存在意義について答えた、いかにも軍人らしい、簡潔にして要点を捉えた応答です。
その裏には、アフガン、イラク戦争で、海兵隊がもっぱら地上兵力になってしまったという認識があり、その認識の上に立って、海空中心のエア・シー・バトルのコンセプトの中に含まれるのかと言う疑問が生まれているという背景があります。それに対して、エア・シー・バトルにおいて、海兵隊は必要不可欠な存在だということを、信念と説得力を持って答えているのがこのインタヴューです。
一つ新しい情報は、国防長官が日付変更線の西の海兵隊配備を増強する考えのようであることです。おそらくはグアムと豪州配備の強化でしょう。それは、「アジア回帰」の具体的措置として歓迎すべきことです。
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