日本の伝統文化が今も色濃く残る千年の都、京都。長い歴史を伝える神社仏閣や名所旧跡、四季折々の風景に華やかな祭事など、京都の持つ多彩な魅力を日本画で表現した展覧会が開かれる。
これは京都府が過去2年の間に京都画壇を代表する作家100名に依頼、制作された新作の日本画シリーズ「こころの京都百選」の完成記念特別展で、京都の風景や人々の暮らし、心象風景など、現代の画家の目を通して見た、次世代に伝えたい京都のイメージが勢ぞろいする。
京都府立総合資料館所蔵 (京都文化博物館管理)
会場では、池田道夫「大文字山」や烏頭尾精(うとおせい)「知恩院三門」、黒光茂明「保津渓流」、中路融人(なかじゆうじん)「霧雨の清水寺」など100点の新作とともに、これまで描かれてきた京都がテーマの作品も合わせて紹介。富岡鉄斎「長刀鉾図」や上村松園(うえむらしょうえん)「静かなる夜」、秋野不矩(ふく)「平安神宮」など、江戸から昭和、平成に至る各時代で描かれた名作約60点も公開する。
いつの時代も画家の想像力を刺激してやまない京都。新旧日本画家が描いた作品から、お気に入りの京都を見つけるのも一興だ。
「こころの京都百選」完成記念 特別展 日本画 こころの京都
<開催日>2013年2月9日~3月24日
<会場>京都市中京区・京都文化博物館(市営地下鉄烏丸線烏丸御池駅下車)
<問>075(222)0888
http://www.bunpaku.or.jp/exhi_kokoro.html
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