2024年7月15日(月)

世界潮流を読む 岡崎研究所論評集

2013年2月13日

 安倍総理の再登場は、日印の二大強国が協力を拡大するユニークな機会であり、日印関係の隆盛を目の当たりにすることになるかもしれない、と述べています。

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 安倍総理の下、日印関係が一層発展することを予想し、それを期待している論説です。今後の日印関係で重要なのは、論説も指摘しているように、シーレーン確保の協力でしょう。両国は、中国の台頭、特に軍事的台頭への懸念を共有していますが、インドが中国を念頭に置いた米国のリバランシング政策にそのまま協力するとは思えません。中国包囲網の一環を担うと見られることを嫌うからです。しかし、シーレーン確保は大義名分のある政策で、実質的には中国の脅威に対抗するものです。日印が協力しやすく、しかも重要な意味を持つ政策で、日印両国は大いに協力を推進すべきでしょう。

 日印の原子力協力協定締結交渉は、事務レベルですでに3回行われており、現在進行中です。これは日本からのインドに対する原子力関連資機材の輸出を念頭に置いたもので、推進されるべきものでしょう。インドは核不拡散には協力的であり、インドがすでに米国、ロシア、カナダ、韓国と協定を結んでいることから明らかなように、NPT不参加国であることが協定締結の障害になるとは考えられません。

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