大阪・中之島で昭和33(1958)年の開館以来、親しまれてきたフェスティバルホールが、この4月、装いも新たにオープンする。新ホールは、昨年11月に開業した37階建ての高層ビル、中之島フェスティバルタワーの2階から7階に位置し、2700の客席数はそのままに、より快適な空間に生まれ変わった。
重厚な雰囲気を残しつつ、最新の施設となったフェスティバルホール
イタリアの人気オペラハウス、フェニーチェ歌劇場による杮落し公演は、4月10日のガラ・コンサートで幕を開ける。さらに、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、さだまさしなど各種コンサート、野村万作と萬斎の狂言など、見逃せない公演が続く。
中でも注目のステージの一つが、熊川哲也が演出・振付・出演するシンフォニック・バレエ「ベートーヴェン 第九」だ。クラシックの中でもとりわけ知名度の高い「第九」を、母なる星・地球という悠久の物語に仕上げた舞台は、総勢150人が登場する一大スペクタクルショーとなっている。
旧ホールの“音が降り注ぐ”と称賛された音響特性もパワーアップ。さらなる進化を遂げたフェスティバルホールに足を運んでみたい。
熊川哲也 Kバレエ カンパニー「ベートーヴェン 第九」
<開催日>2013年4月20日 14時・18時
<会場>大阪市北区・フェスティバルホール(東海道本線大阪駅下車)
<問>☎06(6231)2221
www.festivalhall.jp/index.html
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