このように、コンテナと大型船を組み合わせ、さらに港湾からトラックや鉄道にそのままコンテナを積み替えて輸送する、という方法はさまざまなイノベーションを生み出すプラットフォームにもなったのだ。
船の速度と輸送費の
密接な関係性
マクリーンは特にベトナム戦争による特需もあり、大成功を収めたのだが、その後会社は倒産することになった。彼が犯した間違いのうち最大のものは、間違ったタイプの船舶を建造してしまった、ということだ。
もともとマクリーンという人物は国内での物流を主なビジネスとしており、国際ビジネスへの理解が低かった。
聞き手・土方 細秩子
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Wedge 2023年12月号より
海事産業は日本の生命線 「Sea Power」を 国家戦略に
船を造り(造船)、船を動かし(海運)、貨物を出し入れする(港)─。海に囲まれた日本は、これら3つを合わせた「海事産業」がないと成り立たない。だが、足元の状況は厳しい。人手不足や高齢化など、他産業よりも深刻な危機に直面しているからだ。海事産業の現場を歩き、課題解決に向けた取り組みについて取材した。