在日中国人からも支援の手
また、日本に住む中国人の中には、早速ボランティア活動を開始した人もいた。ふだんから在日中国人の困りごとを解決するために動いている有志のグループなどが、1月1日の夜から動いて支援物資を集め、石川県へと向かったのだ。石川県在住で現在テレビなどを見られない中国人に中国のSNSを使って情報を流したり、中国に住む中国人の友人らに日本の地震情報などを中国語で紹介したりする人も多い。
ある中国人は「なぜこんなにいい国の日本が、度重なる地震被害に苦しめられるのだろうか。悲しくてやりきれない」と書いており、在日中国人同士で募金活動をしているともあった。
日本でも同様だが、SNS上にはさまざまな意見が飛び交っている。中国ではとくに近年、ナショナリズムが高まっており、日本についての誹謗中傷は日常茶飯事だ。
過激な発言のほうが注目を集め、フォロワーが増える傾向があるため、不幸を喜ぶようなコメントを投稿する人も多いが、それに対する反論も非常に多い。SNSで常に日本の情報をチェックし、日本に心を寄せている中国人も少なくない。