このように両者は、いくつかの関連数値に多少の違いがあるものの、米国経済が選挙年の24年に減速するとの見方では一致している。
投票行動を変えるのは国民の肌感覚
問題は、それが具体的に市民生活上、どの程度の「痛み」を伴うかであり、仮に景気がソフトランディングできたとした場合、全米有権者がそれを「悲観材料」ととらえるか、あるいは深刻な景気後退を避けられることで「安堵」の対象とするかによって、投票動向を左右することになるとみられる。
いずれにしても、結論として言えることは、24年米大統領選は、「13のカギ」予測モデルを参考にしたとしても、間違いなく接戦になるということだろう。