バイデンのアメリカ
アメリカに〝変革〟をもたらしたトランプから、大統領となったバイデン。トランプの爪痕はいまだ残り、身動きがとりにくい状態となっている。外交の面においても、混沌とする国際情勢に、古くから続く「モンロー主義」が見え隠れし、その動きが日本では見えにくい状況となっている。それでも、日本にとっては米国の現状と課題は知っていなければならない。バイデンはアメリカでいかなる動きを見せているのか。ウオッチする。(AP/アフロ)
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2024/07/10 斎藤 彰
トランプ共和党大統領候補との討論会でバイデン大統領の受け答えが最悪の結果に終わったことを受け、民主党内では今後の対応について深刻な苦悶に陥っている。
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2024/06/26 斎藤 彰
米国2大政党の1翼を担う共和党有力幹部たちが、不倫もみ消し裁判での前大統領「有罪判決」を受け、裁判制度そのものを一斉に糾弾、三権分立に支えられた米国民主主義に疑念を呈する過激な言動がめだっている。
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2024/06/12 斎藤 彰
11月米大統領選に向けバイデン、トランプ両候補が直接対峙する最初のTV討論会が、来る27日に行われる。トランプ候補が大統領経験者として史上初の有罪判決を受けた直後であるだけに、国内のみならず世界が注視する“世紀のディベート”となりそうだ。
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2024/06/10 斎藤 彰
米大統領選で各共和党候補が指名獲得レースでしのぎを削る中、トランプ陣営が早くも、政策運営面での大胆な〝青写真〟作りに着手している。その基本構想が実行された場合、国内のみならず、世界を混乱に陥れる危険もはらんでいる。
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2024/06/01 斎藤 彰
ニューヨーク州最高裁で行われていたトランプ前大統領不倫もみ消し事件の陪審裁判で30日、「有罪評決」が下された。今後、11月5日の投票日に向けた大統領選挙戦でトランプ氏が極めて不利な状況に追い込まれることは必至となった。
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2024/05/20 斎藤 彰
トランプ前大統領をめぐる不倫口止め料記録改ざん事件の公判は、たんなるスキャンダルにとどまらず、2016年大統領選工作という疑惑へと焦点が移りつつある。このまま、検察ペースで審理が進めば、トランプ氏は11月の大統領選へ不利な立場となりかねな…
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2024/05/13 斎藤 彰
米国のバイデン政権が貿易・経済政策面で中国に対するタカ派的姿勢を強めつつある。国民の間に広がる対中警戒感を意識したものだが、一方で「米中冷戦」のエスカレートは望んでおらず、デリケートな”政経分離外交“を模索中だ。
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2024/04/24 斎藤 彰
「政治はカネ次第」の象徴ともいえる米大統領選に向け、バイデン、トランプ両陣営による選挙資金集めがし烈化している。バイデン氏側が先行気味だが、相次ぐ裁判関連での莫大な弁護費用の出費を迫られるトランプ氏側も懸命の巻き返しを図っている。
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2024/04/12 斎藤 彰
11月米大統領選に向け、トランプ返り咲きへの警戒感が内外で高まる中、迎え撃つバイデン陣営が、「女性票獲得」で攻勢を強めている。もし、このままさらに支持が広がれば、勝算も十分見えてくるとの期待感がある。
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2024/03/21 斎藤 彰
11月の米大統領選挙に向け、台湾統一の機をうかがう中国・習近平体制はバイデン、トランプ両候補のどちらの当選を望むのか――。内外専門家の間では、米インテリジェンスの分析まで交えさまざまな議論が始まっている。
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2024/03/12 斎藤 彰
トランプ氏が起訴された2020年大統領選挙結果の転覆工作容疑をめぐり、連邦最高裁が米裁判史上かつてない難題を突き付けられている。大統領は在任中、いかなる犯罪にかかわったとしても刑事訴追を免れる特権を有するかどうかをめぐるものだ。
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2024/02/20 斎藤 彰
「ホワイトハウス返り咲きは米国、世界経済の災厄に」――。米財界では、トランプ候補が11月のバイデン大統領との本選で勝利を収めた場合、最近好調に推移しつつある景気が腰折れになるだけでなく、世界経済の混乱要因になるとして警戒を強めている。
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2024/02/08 斎藤 彰
11月の米大統領選がバイデン、トランプ両候補の対決となった場合、接戦が予想され、男女若い世代に圧倒的人気を誇る女性歌手テイラー・スウィフトさんの一挙手一投足が勝敗を左右する――。多くの米メディアがこうした見方を大真面目で報じ始めている。
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2024/01/22 斎藤 彰
ガザ衝突でイスラエルのネタニヤフ政権を一貫して支持してきたバイデン政権が立場の修正を迫られている。米国内で若年層やアラブ系有権者の間で人道的配慮を無視したネタニヤフ強硬路線への批判が高まりつつあり、米大統領選への影響も懸念されている。
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2024/01/11 斎藤 彰
去る1984年から直近2020年まで過去9回にわたる米大統領選の結果すべてを的中させたことで知られるベテラン歴史学者のユニークな予測モデルが、今年11月5日に控えた選挙でも再び脚光を浴び始めている。
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2024/01/02 斎藤 彰
今年11月の米大統領選は、再選めざすジョー・バイデン大統領(民主党)とドナルド・トランプ前大統領(共和党)との一騎打ちの公算が濃厚となってきた。現時点での勝敗予測は時期尚早だが、今後の判断材料として、4つの要因に注目していく必要がある。
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2023/12/19 斎藤 彰
来年米大統領選に向け与野党の攻防が注目される中、成り行き次第では、米国の民主主義体制が、南北戦争以来の未曽有の危機に直面するとの指摘が相次いでいる。
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2023/12/11 斎藤 彰
習近平氏はこれからの世界をどうとらえ、中国共産党をどこへ導こうとしているのか――。経済力、軍事力で米国に迫りつつある中国への警戒感が高まる中、欧米では独裁色を強める習近平国家主席の抱く「世界観」論議が活発化しつつある。
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2023/11/20 斎藤 彰
リベラル派として知られていたハーバード法科大学院出身のエリート弁護士はなぜ、2020年大統領選挙でトランプ氏に肩入れし、投票結果転覆を画策したのか――。同事件でジョージア州検察当局と司法取引したニュースは、米司法界にまで大きな波紋を広げて…
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2023/11/07 斎藤 彰
イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ攻撃がエスカレートする中、米国では、共和党右派が来年大統領選に向け、バイデン政権の「弱腰対応」を批判、政争の具にする動きを見せ始めた。ホワイトハウス側は防戦に躍起となっている。
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