2024年8月22日(木)

BBC News

2024年8月22日

11月のアメリカ大統領選に向けた民主党全国党大会(DNC)は21日、3日目を迎え、ミネソタ州のティム・ウォルズ州知事が副大統領候補の指名を受諾した。

下院議員になる前は高校のアメフト監督だったウォルズ知事は、「今は第4クオーターで1ゴール負けているが、次はこちらのオフェンスだから、ゴールへ突進する」とアメフトになぞらえて力説し、投票日までの76日間を徹底的に戦おうと呼びかけた。

会場は「Coach Walz(ウォルズ監督)」と書かれたプラカードで埋め尽くされた。

自分は政治経験も資金もないまま高校教師から下院議員に当選したウォルズ氏が語り、「公立校の教師を絶対に甘く見ない方がいい」と強調すると、会場は大いにわいた。

共和党が妊娠中絶や不妊治療を制限する政策を進めようとしていることを念頭に、知事は妻グウェンさんと自分が第一子の娘ホープさんを授かるために不妊治療で苦労した経験をあらためて語り、共和党が女性の生殖選択権を奪おうとしていると警告。

「政府が皆さんの寝室に入ってこない国」を作り、「お前の居場所などないと誰も言われることのない国」を作ろうと、チームを奮い立たせる監督のように熱弁し、会場を盛り上げた。

提供元:https://www.bbc.com/japanese/articles/c0k4z620yxko


新着記事

»もっと見る