イスラエルは17日、パレスチナのイスラム組織ハマス最高指導者ヤヒヤ・シンワル氏を、ガザ南部でイスラエル軍が殺害したと発表した。
これに先立ち、9月末にはレバノンへの空爆で、同国を拠点とするイスラム教シーア派組織ヒズボラの指導者ハッサン・ナスララ師を殺害した。
イスラエルは7月末には、レバノンの首都ベイルート南郊を空爆し、ヒズボラのフアド・シュクル司令官を殺害した。
その翌日には、ハマス最高幹部イスマイル・ハニヤ政治局長がイランの首都テヘランで、ミサイル攻撃によって殺害された。これも、イスラエルによるものと広く推測されている。
BBCのフランク・ガードナー安全保障担当編集委員は、イスラエルが昨年10月7日の襲撃を機に、自分たちに敵対する特に危険な相手を一斉に追い込み、殺害しているのだと説明する。