ただ、実用的なものを求めるサラリーマン読者にとっては、いわゆる教科書的過ぎる印象を持つ部分もたまにあるかもしれない。例えば、直接目的語と間接目的語の語順などを説明されても、それほどビジネスの英会話で必要性があるとも思えなかった。とはいえ、これも重箱の隅をつつくような指摘で余計かもしれない。それだけ、普通に文法をおさえながら勉強に適した英会話本であるとも言えるわけだ。もちろん本書はビジネス会話をターゲットとしているわけでもない。
姉妹書にも挑戦したい
本書は16章だてになっており、各章の最後に、TOEICやセンター試験の過去問をいくつか掲載し、理解度をチェックするページがある。今回はそのなかから、この連載の恒例である最後のクイズを出そう。次の英文の空欄部分に当てはまる単語を選んでほしい。
Travelling by train to Tokyo takes approximately one hour less _____ travelling by car. (A) for (B)with (C)as (D)than
簡単過ぎると感じる方もいるだろう。本書にはもっとレベルを上げた、いわば姉妹書もある。筆者はそっちも試してみようと思っている。
前回のクイズの答えは「私にも見当がつきません」。(220ページ)
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