ペット用臭い消し家電 〜空気清浄機編~
ペットを飼っていると、空気清浄機が欲しくなる。理由は臭いだ。毛と共にホコリが舞うのではと思う人もいるかも知れないが、それより、まず尿、フンの匂いの方が問題だ。
まず、お勧めしたいのは次亜塩素酸を使ったパナソニックの「ジアイーノ F-ML4000B」だ。18畳までの消臭でき、かつ設置スペースはA4サイズという意欲的なモデルだ。
昔、パナソニックが新宿駅地下街のトイレで行ったジアイーノの公開実験を行ったことがある。とにかくびっくりした。地下街のトイレは、掃除をしてもかなり臭う。それが全く臭いがしなかったのだ。侮っていたわけではないが、次亜塩素酸のポテンシャルを再認識させられた。
次亜塩素酸は、食塩水を電気分解して発生させる化学物質。水道水の浄化処理に使われており、かなりポピュラー。しかし化学物質なので、適応畳数、適応時間、そして濃度は常に問題になる。
時々、空気清浄機で、臭いを活性炭で吸着するのに並行して、イオンを発生、放出し、消臭するモデルがあるが、カタログで、空清の適応畳数と、イオンの適応畳数が異なるものがあるが、業務用が出自のジアイーノには、そういういい加減さはない。
ジアイーノの欠点は少々高いこと。一番安いモデルでも18畳まで対応で約7万6000円もする。これは業務用が出自であることも関係あるかもしれない。しかし、消臭に関して、実績、効果は申し分ない。ペットだけでなく、介護など強い臭いに悩んでいる人にはとにかくお勧めしたい。あと1つの問題は、集塵能力がないことだ。
集塵能力が欲しい人、もう少し安価に消臭したい人には、LGの空気清浄ライト付「PuriCare Pet Hit ペットモード搭載空気清浄機」はどうだろうか。
ペット臭は、活性炭ではなく光触媒(脱臭)フィルターで対応。活性炭より強力な上、ペットモードにすると、一瞬で強力に動き始め、細い毛を含む空中浮遊物に対しては、通常(同社スマートモード)の16倍の集塵力を示す。またペット由来のアレル物質も99.9%除去できるという。
その上、大型犬がぶつかっても問題ない安定性を誇る。超肥えた猫が上に乗ってもびくともしないだろう。
LG、サムソンという韓国メーカーは、日本市場にうまく馴染めなかったところがあり、未だに知る人ぞ知ると言う感じだが、欧米では、アジアの総合家電メーカーとして高く評価されている。使わず嫌いというのは損とい感じとも言える。
