異常になる前に、その気配を見つける
T4の引退と共にJR東海を定年退職された田中修さん。検測前日、検測システムの動作をチェックし、翌日に備えます。
ここでは検測時には、測定用パンタグラフやレーザー装置を用い、架線の高さや位置の情報などを検測しています。
「異常を発見するのではなく、異常になる前にその気配を検測結果から発見することが重要」と、田中さん。
東海道新幹線の運行は、こうした検測員の人たち、検測データを基にメンテナンスする人たちなど、多くの仕事によって支えられています。
床下からドクターイエローを整備
ドクターイエローの1号車には、電力担当と信号通信担当、それぞれの検測員が乗務しています。
信号通信担当の検測員がチェックしているのは、ATC(自動列車制御装置)などの「信号」と、乗務員と指令所をつなぐ無線などの「通信」。どちらも安全運行には欠かせぬシステムです。
写真は検測前日、大井車両基地事業用車庫での信号通信の前整備の様子。床下にある、ATCの検測に必要な車上子の状態を確認しています。
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