開発計画全体で、ハワイの中流住民が入手可能な価格のユニットは5000戸程度だという。これらのユニット購入には収入上限があり、該当する州民が優先的に購入できる。その他の多くは一般庶民には手が出ない高価な物件だ。
日本からの投資や別荘購入者が増えることを見込み、ハワイの日本人不動産業者の顧客獲得合戦も激しさを増してきた。ハワイと日本で不動産売買免許を持つ「サチハワイ不動産」の天方(あまかた)エバンさんは、カカアコ再開発について、「新築物件を好む日本人からの反響は大きい」と言う。「ハワイの不動産価格は上昇基調が続いており、今後も値上がる可能性もあります。リタイア後の別荘、また投資用として購入するなど、さまざまな用途が考えられますね」と彼は話す。日本人は3カ月までビザなしで米国内に滞在可能なため、それを利用しハワイに「半移住」するセレブや富裕層も多い。
あなたも定年後に「夏と冬をハワイで暮らす」ことを目標に、カカアコに部屋を購入してみますか?
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