プロ野球の北海道日本ハムファイターズが2023年に北海道北広島市に開業させた「エスコンフィールドHOKKAIDO(エスコンフィールド)」。今やスポーツスタジアムとしての集客力と収益性だけでなく、一つのまちを作り出す力も期待されている(「エスコンフィールドに密着!ボールパークからまちに、日本ハム・北広島市・地元企業…三位一体で進めるまちづくり」。
ただ、この〝未来型〟スタジアムは一朝一夕でできたわけではない。スポーツを愛し、その力を信じた人たちが夢を描き、決断し、実行したからこそ今があるのだ。
エスコンフィールドを作り、育てている2人のインタビュー記事を紹介する。
ボールパークを「地域のリビング」に!
エスコンフィールドで初めて選手が練習をした時、当時の選手会長だった松本剛さんが何も言わず、深々とお辞儀をしてくれたことを今でも思い出します。他の選手たちも目を合わせて挨拶してくれて、「やって良かった」という思いがこみ上げてきました。ボールパークを作り上げた経験と思いを球団職員はじめみんなに伝えることは私の責務だと感じています。
ボールパークは「地域のリビング」にもなると思っています。誰もが通り、居座り、くつろげる場所──。野球だけでなく、何でも好きなことをやってもらえる自由なエリアを目指しています。
今、エスコンを〝箱推し〟のようにしてくれる人が想定よりもたくさんいます。野球をあまり知らない人も多い。
遊園地や映画館といったエンターテイメント施設で、人は1時間に1000円ほど支出しています。エスコンでも、1日滞在してもらいながら、それぐらいの支出してもらえる仕掛けを作っていければと考えております。
