開業以降、夏の全国高校野球選手権大会の北海道大会で、準決勝からエスコンで試合をしています。天然芝の管理上、すべての試合はできないですが、南・北大会の準決勝まで勝ち上がった8チームはプレーを経験してもらい、高校球児には、甲子園とは違う価値ある経験をしてもらいたいですね。
私はスポーツを通じて人間形成させてもらい、ファイターズと北海道に様々な経験をさせてもらいました。「Fビレッジ」による挑戦も、これから恵庭市で計画が進められる二軍本拠地も、恩返しと思ってやり遂げたいと思います。
スタジアムの設計を見て成功を確信
建設予定地を最初に訪れた時は、方角もわからなくなるような雑木林でしたが、スタジアムのパースを1枚見せてもらい、周辺が開発されていくイメージが沸いてきました。何もないところからまだ見ぬボールパークを一緒に作り上げていくチャンスは生きている間にもうないのではないかと思い、参画を決めました。
これまでの日本のスタジアムは席数を増やしながらコストを下げていましたが、エスコンフィールドはコストをかけてでも滞在価値を高め、消費してもらうことを意識した計画でした。360度回遊できるコンコースはその場所にいる楽しみを与えてくれて、街全体の活力が変わると感じました。
スタジアム近接の分譲マンションを計画した時、案内を開始すると、6000件ほどの反響がありました。「当社では過去一番反響のあったプロジェクト」となり、成功を確信したほどです。
ネーミングライツはファイターズ スポーツ&エンターテイメント代表取締役社長の前沢賢さんから「スタジアムと共に成長する企業にやってもらいたい」と頼まれ意気に感じました。年間5億円と、当時の売上から考えると決して小さな額ではありませんでしたが、地域の課題を解決すること、地方創生に寄与することこそがデベロッパーとしての役割と考えました。街づくりに参画し、そこで得た収益をネーミングライツとして還元していくという考えです。
新駅の建設はじめまちづくりの構想を考えると、現在のFビレッジの完成度はまだ30%ほどです。発展を続けるファイターズと共にまちの魅力を高めていきます。
