出入り自由、上下関係なし
参加者の話を聞いてみた。
「今度マラソンの大会に出るのですが、1人で走るだけだとモチベーションが続かなくて参加しています」(30代女性)
「年を取って体重が増えてきたので、健康のためにランニングを始めました。若い人たちと一緒に走ると聞いて最初は緊張しましたが、みんなで走るのもいいものですね」(60代男性)
「初めて話す人でも『しんどいですね』と共通した話題があるから、話しやすいですね」(30代男性)
水代さんはスポーツを通じたコミュニティーづくりの意義をこう教えてくれた。
「コミュニティーは大まかに4つの階層に分けることができると思います。TierⅠ・家族、TierⅡ・コアな友人、TierⅢ・仲間、TierⅣ・コミュニティーメンバー。私自身、コミュニティーづくりをする際、これまでこうした階層をそれほど意識していませんでしたが、ランニング倶楽部を通じて、その重要性に気づくことができました。
ランニング倶楽部はTierⅣをターゲットにしています。いつでも、誰でも参加できる。つまり、出入り自由です。そこには上下関係もありません。『メンバーになったら、必ず参加しないといけない』とか『古参メンバーをリスペクトする』となれば、一気に敷居が高くなり、参加者が減ります。一方で、TierⅢに移行しやすいというメリットもあります。TierⅣで出会ったメンバーで仲間になり、ハーフマラソンに参加するといったことです。自分が住んでいたり、働いていたりするまちの人たちと、ゆる~くつながる。それこそが、ランニング倶楽部の最大のメ
