不要なものをそぎ落とす
THE KICHIは、立地も最高で、東武日光駅とJR日光駅の中間にあり、駅から徒歩1~2分です。
「観光客がメインの立地なので、家族経営の規模でも駅前という条件があれば十分需要はあると考えていました。客層は6割ほどが外国人で、欧米圏が中心です」
昨今のクラフトビール造りは、ホップをより多く使うことで、味わいが広がりました。もともとビールは、喉で楽しむものだと思っていましたが、クラフトビールに出会い、鼻で楽しむ、香りを楽しむことを知りました。
細田さんがシグネチャーに選んだ「ケルシュ」は、すっきりとした味わいと果実の香り、そして、低温でエール酵母を熟成させるビールです。いいとこ取りと言えます。
細田さんは「きれいなビールを造りたい」と常々、言っていました。そこで、「スペーシアX」仕様のビールを造る際、私と細田さんが打ち出したビールのコンセプトは「日光を水墨画で描いたような、イメージ。足すのではなく、不要なものを削ぎ落とす美学」というものでした。
THE KICHIでは、定番の3つ、季節で変わる3つ、合計6種類のクラフトビールを飲むことができます。昨年10月からは定番の3つが缶ビールにもなりました。ぜひ、東海道・山陽新幹線で東京へ行き、浅草から「スペーシアX」で東武日光までの移動をお楽しみください。そして、THE KICHIを訪問して、カフェを開くことが夢だったご夫人の友加里さんのつくる料理を食べながら、ビールを堪能していただければと思います。
