深化する韓仏グローバル戦略的パートナーシップ
フランスを国賓訪問した李在明大統領は9月8日(現地時間)、パリのエリゼ宮でマクロン大統領と会談し、国防・安保協力を一段引き上げることで一致した。4月のマクロン氏の国賓訪韓で両国関係を「グローバル戦略的パートナーシップ」に格上げしてから5カ月での相互訪問となった。
両国は4月に妥結していた軍事秘密情報保護協定の改定議定書に署名し、物品役務相互提供協定(ACSA)の協議も加速させる。締結されれば、物資や役務を事前手続きなしで融通できるようになる。李氏は、4月に仏英が主導したホルムズ海峡に関する会議への韓国の参加にも触れ、航行の自由確保で緊密に連携する考えを示した。
首脳会談で言及された空軍の共同訓練は15日から実施された。23年以来3年ぶりで、フランスはラファール戦闘機2機と空中給油輸送機A330MRTT1機を派遣した。いずれも日本を含む9カ国を回る長距離展開訓練「PEGASE26」の一環をなす。16日には韓国空軍のKC-330がラファールに、仏軍のA330がF-35Aにそれぞれ給油した。
そして防衛産業分野では、李大統領が仏エアバスとの次世代技術協力の拡大に言及した。韓国航空宇宙産業(KAI)とエアバス・ヘリコプターズの協力は、06年の機動ヘリ「スリオン」開発に始まり、小型武装ヘリ「ミルオン」へと広がった。韓国空軍のKC-330もA330MRTTを基にした機体で、15年の機種選定は、主要軍用機で欧州製が選ばれた初の例とされる。
その空中給油機を追加導入する約1兆2000億ウォン規模の第2次事業では、エアバスと米ボーイングなどが受注を競っている。訓練でラファールに給油したKC-330は、この事業でエアバスが提案する機種そのものだ。
