売上を締めてみると、なんと、純益で10万円をはるかに越えていました。
ビオトープ改修の資金にするために校庭のイチョウの樹から落ちてきたギンナンを集めて洗い仕分けする秋津っ子
バンザーイ! バンザーイ! やったね、子どもたち! やったね、お母さん! お父さんたち!
てなことで、めでたく目的のユニフォームを新調することができました。
新調のユニフォームの胸には、秋津の象徴のとんぼのマークとAKITSUの文字がまぶしく輝いています。
立役者の6年生は、卒業までの何回かの試合にこのユニフォームを着ることができました。
一緒に稼いだ後輩の4・5年生は、6年生をいっそう慕うようになりました。
先生からの非難はなぜ?
この美談は、たちまち学校中に広がりました。
ところが、この美談を非難する同僚のセンコーが現れました。それもベテランの男のセンコーでやんの。
「男バスだけが新調してもらってズルイ! 〇先生は、配慮がたりない! 自分が顧問のクラブのことしか考えていない!」というのです。
私はその非難したセンコーを、「ナントモ、ケツノアナガチイサイヤツダ!」と腹立たしく思いました。
だって、スタート時の子どもたちの空き缶集めも知っているはずですし、おまつりコーナーも顧問の先生が出店したのではなく、親たちが子どもたちと先生の自主的な努力を意気に感じ、先生に迷惑がかからないように配慮をして親の責任で開いたものです。
しかも、学校行事ではなく休日の地域の行事ですかんね。
こういった経緯を知らないわけはないんです。
そこでどれだけ稼ごうが「ほっといてくれ! 地域の子どもたちの面倒は地域が一生見るんだ!」「何年かで異動する先生には、地域の子どもたちを想う大人たちの気持なんかわからないんだろう!」といったような、かなり激しい憤りを覚えました。