2024年11月22日(金)

「子縁」でつながる秋津地域のお父さん 

2015年3月26日

 担任から聞いたところによると、何回も熱心に現金を数えるのは男の子とのこと。しかも元気な子が。

 すると、これまた元気な女の子が言うんですって。

 「さっき数えたばかりだから変わってないよ!」ってね。

 で、売上金は子どもたちが近くの銀行に口座をつくり、毎回持っていき貯金しました。

 その資金で秋には、下級生(一年生)や親をお招きしてのカレーパーティの収穫祭を催しました。

 また、買ってくれた人への感謝の無料苗サービスもお礼の報告書の掲示とともに翌年の春に、コミュニティルームの入り口に出しました。

 この生活科で、まさに「生きる力」を地域とともに学んだ子どもたちにとっては、一生涯忘れられない貴重な体験として記憶されたことでしょう。

自主性を育む秋津っ子バザーの始まり

バス停のベンチづくりでノミの使い方を工作クラブのおじさんたちから教わる秋津っ子たち。2015年春

 じつは、この苗の販売は、秋津コミュニティが発案して以前から幼稚園と小学校のPTAにも協賛してもらい、秋津まつりではじめた「秋津っ子バザー」に呼応しています。

 この子どもバザーは、それまでのおまつりでは子どもたちはお金を使うだけの「お客さん」であったことから、売り買いを自分で責任を持って行ない、後片づけもきちんと自分ですることを目的に、お父さんたちがコーナーを設けたのです。

 場所は、校門を入ってすぐの学校敷地内のロータリーです。

 方法は、

1.自分のおもちゃ箱を整理して、要らない物で売れそうな物をお家の人と相談してOKだったらこのコーナ ーで自由に売って良い。
2.ただし、上限はひとつ200円までで全体でもダンボール箱一個まで。
3.食べ物はダメ。
4.商売をするためには所場代がいるので、売上の10%は胴元!?の秋津コミュニティに払う。

 こういった内容の参加の呼びかけチラシをつくり、学校で子どもたちに配布してもらいました。


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