2024年11月22日(金)

「子縁」でつながる秋津地域のお父さん 

2015年7月24日

 で、遊び重視の露天風呂やドラム缶風呂は、秋津ならではの毎夏の風物詩になりました。

 で、「ポレポレとんぼ井戸」と命名した井戸からは、今も16度の冷たい水がコンコンと湧きでてきます。

先輩の男子が後輩に冷た~い井戸水をかぶって元気自慢

 夏休みには、スポーツで汗を流した子どもから大人までが水浴びをし、コミュニティガーデンに遊びにくる家族はスイカを冷やして食べたりと、それぞれに工夫をしながら井戸水を利用しています。

 また、幼稚園児のドロンコ池での体験学習(?)後には、からだ洗いにも利用されています。

 思えば、お花のおばあちゃんによる校庭の環境改善からはじまった秋津小学校は、お父さんたちの出現により、飼育小屋や学校に併設の幼稚園の遊具づくり、余裕花壇を借りての「うらの畑」の開設によるお花や野菜づくり、ビオトープや田んぼづくり、ポレポレとんぼ井戸づくりなどなどを、あきずに延々とやってきました。

 で、ほかにもまだ紹介していませんが「ケナフを校庭の空き地で栽培し、その葉っぱでの紙漉き体験」「房総ビワなどの6種の果樹を植えた『秋津果樹園』の造成」など、さまざまな校庭の改造や自然体験活動などをおこなってきました。

人間も環境の一部

 私は、このコミュニティガーデンと呼ぶ空間に、さまざまに集う鳥類や両生類や虫たち、池にはまって遊ぶ子どもたちの姿を思うとき、「人間も環境の一部」と思うんです。

 そんな、だれでもがイキイキと集い関わりあって自然環境をよりよく改善するありかたは「コミュニティアート」だと思います。

手掘り井戸水で足を洗う子どもたち

 そして、きっと「風車をつくっての自家発電」「屋上を利用してのソーラー発電」「給食の食材を校庭で栽培」などなど、学校にとっては環境学習の素材がいっぱいのエコスクールへと、まだまだ進化しつづけるであろうと確信するようになりました。

 さらに私は夢想します。

 いつか校舎の屋上に井戸水を利用した露天風呂をつくり、夏は毎夕打ちあがる近くの東京ディズニーランドの花火や星空を眺めながら、子どもたちと背中の流しっこをしたいなあ~と。

 もちろん風呂あがりは冷た~い「アレ」付きでね。

 暑い日が続きます。ご自愛くださいね!

 では次回まで、アディオス!アミ~ゴ!

  
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