私はうれしくなり、コミュニティルームに集うお父さんやお母さんたちに声がけしました。
「見てよ!見てよ!フルチンの行列だよ!」
飛びだしてきた大人たちは、一様に笑いうれしそうです。
そして、大人のなかにいたAくんのお母さんは、私に話してくれました。
「このあいだAが、ビオトープの大池で遊んで、ドロだらけになったパンツの上にズボンをはいて家に帰ったきたから叱ったのよね!」
ビオトープの大池に入り遊ぶ秋津っ子たち。パンツは泥だらけになっちゃいます。
「ああ、それ、ボクも見ていたよ」
「でもパンツを脱いで水洗いしていたよ。洗ったって染み込んだドロは落ちなかったけどね」
「お母さんに叱られるだろうなぁとは思ったけど、案の定か!」と私。
「そしたらね、Aは考えたのよね、叱られない方法を!」
「ナニナニ?」
「『パンツをぬいであそべばいいんだ、ドロだらけにならないじゃん!』だって!」
私はAくんの考えぬいた工夫(?)に感動し、「そりゃ、Aの勝ちだ!」と思わず叫んじゃいました。
この「Aくんのフルチン」は、彼自身の学び(?)から生まれたチン事(?)だったのです。
学校が開かれると、ここまで子どもたちが遊びまくり、親も心の底から心が開放されるんだな~!と、なんともいえない感動を覚えました。