ドラム缶風呂は楽しい!
で、ドラム缶風呂は、井戸の完成後にお父さんらと男の子たちとではじめたんですが、すぐに女の子たちもやってくるようになりました。
「おじちゃ~ん、B子ちゃんを連れてきたよ!」と、4年生の女の子のC子ちゃん。
C子ちゃんは、井戸掘りにも参加したし、それ以前からコミュニティ通いしている常連さん。
でも、彼女が連れてきたB子ちゃんを、私は見たことがありません。
ふたりの真っ白なTシャツからは、水着が透けて見えます。
で、私はC子にたずねました。
「なんでB子を連れてきたの?」と。
すると、「だって、ドラム缶風呂、楽しいから誘ったんだ!」とC子ちゃんがいいました。
聞けば、一人っ子のB子ちゃんは両親が働いているためにかぎっ子のようなんです。
なので、放課後ばかりか休日も塾やおけいこ事でコミュニティにくる時間がなかったんだって。
でも今回は、「コミュニティで遊んでから必ずおけいこ事に行くから」と、B子も一緒に親を説得してやってきたんだって。
「おまえはエライ!」と、C子ちゃんを誘い込んだB子を、私は感動してほめちゃいました。
ふたりの女の子は水着になり、ドラム缶風呂でおもいっきり遊びました。
「ポレポレとんぼ井戸」
その後、もっと大きい仮設の露天風呂も毎年夏休みに開催する「防災被災訓練を兼ねた一泊キャンプ」で試し、これにはお母さんたちも入って大好評でした。
先の3.11東日本大震災の際は、コミュニティルームが避難所に2日間でしたがなりました。その時には露天風呂をしませんでしたが、もしもっと長期間避難所生活をするようになると、きっと役立つことでしょう。そうならないことをもちろん祈りますが。