2020年 東京オリンピック・パラリンピックを契機に日本が進むべき道
大元:本稿をまとめるにあたって、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、お二人の思いとか目指すところをお聞かせください。
河合:障害のあるなしに関わらず、スポーツがもっと身近にあって、誰もがスポーツを楽しめる都市になってほしい。それが、この国を今以上に豊かにすることになると思います。
その環境に向けて、僕ができることに取り組んでいきたいと思っています。
また、子どもたちに伝えたいことは、スポーツには勝ち負けがあって、思い切りやって負ける清々しさを感じてほしいということです。それを子どもの頃から経験できれば人生の貴重な財産になると思います。
初瀬:障害のあるなしに関わらず、多様性を認める社会というもの目指したいですね。それがパラリンピックの目的でもありますので。いま障害者が近くにいると異物感みたいなものを感じているように思います。ですが、障害者を特別な人として扱わずに、ごく自然に手を貸してあげられることが大切です。このような多様性を認める社会が僕の夢です。
それがきっとこの国の豊かさに繋がっていくはずです。そのための努力は惜しみません。
河合さん、本日は貴重なお時間をありがとうございました。
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