休日にゴロゴロしているお父さんを引っ張りだす作戦
秋津小学校校庭で休日にお父さんと子どもたちが巨大なシャボン玉づくりで遊ぶ
秋津のお父さんたちの学校通いがはじまったのは、もう24年もまえの1991年からでした。
その年は私がPTA会長で、たまたまPTA創立10周年記念の年でもありました。
そこで、学校に寄りつかないお父さんたちを記念行事をきっかけになんとかして引っ張りだしたいと考えました。
だって、PTA役員のお母さんたちに聞くと、お父さんたちの休日の行状は「もう、タイヘ~ン!」だったんですから。
「土日なんかの休日に、ダンナはどうしてる?」と、私はお母さんたちに聞きました。
「ゴロゴロ寝てばっかりで、子どもと遊んでくれないばかりか、家事なんかまったくしないんだから!」と、もうプンプンです。
べつのお母さんたちは、もっとすごいことをいいました。
「うちなんか、粗大ゴミよ!」
「粗大ゴミならいいじゃない、回収してくれるからさ! うちなんか回収してくれない生ゴミよ!」
もう、私は震えあがりました。
「こりゃあ、なんとかしなきゃいけない!」
「お父さんたちを、家庭や地域の有益な資源に変えなきゃ、家庭どころか学校や地域は、お先真っ暗だ!」と思いました。