夏休みも終わり、日焼けした子どもたちが元気に学校へ帰ってきましたね。
さて、この連載の28回目に「工作クラブのお父さんたちは、このバス停のベンチづくりで『学校から地域全体へと目覚めてしまった!』ことは、大きな意味を持つだろうと思いました。事実、そんな『大きな意味』の機会はまもなくやってくるのですが、いずれ話しますね」と述べたので、その話の続きをしますね。
「とんぼサービス」が、秋津コミュニティへ協力依頼
秋津のまちなかの3カ所のバス停のベンチづくり後に、社会福祉協議会秋津支部が1997年に創設した「とんぼサービス」という高齢者や障がい者の買い物や掃除などの手だすけグループから、秋津コミュニティに協力依頼がきました。
とんぼサービスは、「地域の自助・共助のまちづくり」を目指して日常的にできることで活動しています。
しかし、「庭の木を切ってほしい」とか「棚を吊ってほしい」とかの希望も出てくるようになりました。
これらは、とんぼサービスでは行ってはいません。メンバーが、比較的高齢の男性や女性が中心だからです。
そこで、若いお父さんたちがたくさん集う秋津コミュニティへの協力依頼になったんです。
で、とんぼサービスからオーダーがありました。
「3丁目のおばあちゃんが、足が弱くなり正座はつらいとのことなのでコタツの脚を長く改造できないだろうか」とね。
秋津のおばあちゃん宅でコタツの脚を長く改造中のノリノリ父さんたちと喜ぶおばあちゃん
「おお! そんなことなら工作クラブの父さんたちが喜んでやると思うよ」と私は応じました。
で、ノリノリ父さんたちはおばあちゃん宅に伺い意向を聞いたうえでドイトで適当な長さの木材を調達し、塗装をしておばあちゃん宅へ行ってコタツの脚を長く改造しました。
で、おばあちゃんは大喜び!
そのうえビールをワンケースもプレゼントしてくれました。