2024年4月23日(火)

未婚大国ニッポン~“絆”のゆくえ 「まだシングル、ずっとシングル」

2015年11月26日

 

人生の最優先は仕事

 

 42歳の多恵さんは、就職氷河期世代の女性だ。

 とはいえ、そういう“状況”に関係なく、将来について考えるときはいつも、「仕事で名前を残したい」と考えて来たという。

 「自分の優先順位の中で、仕事は常に大切なファクターでした。昔から、“自分で自分を養っていける”“仕事を持つ女性”になるというイメージを持っていましたね」

 大学は、有名な私立大学。糸井重里さんに憧れて、コピーライターになりたいと思った。しかし希望する就職は叶わず、卒業後は、表参道にある大手企業で雑貨を扱う部門に配属された。

画像:amana images

 

環境に恵まれた20代

 

 「恵まれていたんでしょうね。文化的な業務に最初から携わることができましたし、買い付けも自由にさせてもらえましたから。だけど自分の中では、どうしても、やりたいことができてないという気持ちがあって、2年ほどで辞めました」

 その後は小さな広告会社に転職。

 憧れのコピーライターになれた。

 しかし、内容はと言うと、

 「モノの値段を書くだけの仕事でした。私は言葉を扱いたいからコピーライターになりたいと思ったのに、やっているのは数字をいかに目立たせるかということだけ。ここも、やっぱり“違う”と思って、新聞社の広告部門で働ける会社にすぐに転職を決めました」


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