今年からスタートした展示会「ケーキ・アンド・パーティエキスポ」が、10月17日と18日の2日間にわたって開催された。開催地は、ロサンゼルス近郊の「オレンジカウンティフェア・イベントセンター」だ。「ベーキング(パン、ケーキ、ペーストリーなどを作ること)、デコレーティング(飾りつけ)、セレブレーティング(お祝い)」をコンセプトに、会場には、スイーツを筆頭に食べられるケーキシート、スイーツ用ガジェット、パーティグッズのレンタルなどスイーツ業界やイベント産業から約70社が出展した。
「参加者は約5000人を見込んでいましたが、料理学校の生徒や、普段からケーキを焼いたりパーティを開催するのが好きな人たちなど約6000人が訪れ、大盛況でした」。こう話すのは、今回のイベントを主催するウェブマガジン「パーティスタイル・マガジン(2013年創設)」の編集長、ジェマ・タッチストーン(Gemma Touchstone)さんだ。
もともとは子ども向けのウェブマガジンに携わっていたタッチストーンさん。「子どもたちの間では、誕生日パーティやクリスマスパーティなど、とにかくパーティが多い。そんなパーティにつきものが、ケーキなどのスイーツ。すでにメーカーも多く知っていたので、展示会の開催を試みた」。タッチストーンさんが話すように、アメリカは、パーティ文化が根づいている国だ。
ベビーシャワー、ブライダルシャワーにはじまり、会社でもイベントなど、何かにつけてパーティが開催される。さらに、アメリカ人はDIY(専門業者以外の人が自分で何かを作ったり、修繕したりすること)好きや、クリエイティブな人たちが多い。また、現在は、話題のインスタグラムや人気のブロガーのパーティのアイデアをチェックすることができる。それらの集合体が、今回のイベントだといえそうだ。