2024年5月25日(土)

未婚大国ニッポン~“絆”のゆくえ 「まだシングル、ずっとシングル」

2015年11月26日

 

自分の“居場所”は別にある

 

 「当時は、飛行機で県と東京を行き来していたのですが、県に来ると、町から歓迎されているような気になれました。

 逆に、東京に帰るときは、“自分の居場所”から、また“不安定な場所”に戻るような気がして、いつも機内で泣いていましたね」

 そんな多恵さんに、県の仲間が「そんなに好きなら、こっちに住めばいいのに」と声をかけてきた。

 「そのときですね、移住を考えたのは。それまでは、移住なんて想像したこともなかったのですが、『そうか、そういう選択肢があるのか』と言われて初めて気がつきました」

 

知らない土地に感じた“ご縁”

 

 思ったそばから、多恵さんは早くも心を決めていた。

 県に通い始めて2年目。

 去年、多恵さんは安定した仕事を捨て、一人で移住することを決意した。

 41歳になっていた。

画像:iStock

⇒第6回後編(11月27日配信予定)に続く。

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