2024年4月19日(金)

山陽新幹線各駅停車の旅

2015年11月21日

 「亀齢酒造」

 創業は明治元年。元は「吉田屋の酒」と親しまれていたが、古くから百薬の長といわれる酒を味わうことで、万年の寿命と伝わる亀のごとく長生きするようにと願って称号を亀齢に。比較的、甘口が多い広島の酒の中で、すっきりとした喉ごしの辛口で知られる。仕込み水は甘みのある「万年亀井戸」。

住所:東広島市西条本町8-18
TEL:082-422-2171

蔵に印された水の文字は、火災除けのまじない
酒蔵内には、酒や、酒を使った石鹸・うどんなども並ぶ直売所「万年亀舎」が。「お酒と亀のギャラリー」では、蔵名にちなみ亀に関するあれこれを展示
どの酒造会社にもオリジナルの徳利やおちょこがあるが、亀齢酒造の亀の絵はとびきりチャーミング
100%広島県産の酒造好適米が原料。精米は酒造りの最初に行われる大切な工程

 「福美人酒造」

 酒造通りでもっとも高いレンガの煙突が目印。全国の酒造業者が出資し、全国初の法人組織の蔵として大正6年に創業。酒造技術者の教育養成を行うとともに、発酵工学研究者実践機関に指定され、「西条酒造学校」として多くの杜氏を輩出。仕込み水は柔らかくなめらかで、飲めば美人になるとも言われる「美人の井戸」。福美人の名の通り、酒はふっくらやさしい口あたり。年末の干支ボトル出荷数は日本一。

住所:東広島市西条本町6-21
TEL:082-423-3148

直売所・恵比寿蔵には、西條酒造学校の看板が。創世記の広島カープを支えた、元祖たる募金の樽も展示

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