2024年7月16日(火)

山陽新幹線各駅停車の旅

2015年11月21日

 「西條鶴醸造」

 天保年間に発祥し、明治37年に創業。広島県産の酒造好適米と、江戸時代に掘られた仕込み水「江戸“天保井水”」を用いて、伝統的な手造りの醸造法にこだわる。酒は、さらりと軽く、後切れよく。「純米大吟醸原酒 神髄」や「ゴールド西條鶴」はモンドセレクションの金賞を連続受賞。

住所:東広島市西条本町9-17
TEL:082-423-2345

創業時から仕込み水に用いられる「江戸“天保井水”」
酒蔵は明治中期の建物。レンガの床には、運搬用の大八車が通りやすいよう、車輪の幅に合わせて石畳が敷かれている
事務所兼ショップの扉には、鶴がデザインされたステンドグラスが。建物と同じく明治時代のもの
2本の一升瓶が入る酒用袋。肩にかついで持ち歩ける(非売品)

 「賀茂鶴酒造」

 広島を代表する酒造会社。口碑によると、江戸時代初期、醸造業をなりわいとし、明治6年に「賀茂鶴」と命名された。明治時代からいち早く先に進んだ精米技術を取り入れ、山田錦・八反・千本錦などの酒造好適米を用いて酒造りを行う。全国に先駆け吟醸酒造りを始め、全国新種鑑評会はじめ数々の賞を受賞。仕込み水はまろやかな「福神井戸」。

住所:東広島市西条本町4-31
TEL:082-422-2121

醸造蔵の敷地内にある賀茂鶴見学室への入口。酒造りや賀茂鶴の歴史を学べる他、蔵元限定の酒なども求められる
白壁、なまこ壁、酒樽、杉玉。西条の風情が集う景色
賀茂鶴見学室の試飲コーナー。オバマ大統領は来日時、銀座の寿司店で「大吟醸・純金箔入特製ゴールド賀茂鶴」を味わった
昭和2年築、木造2階建ての洋館。賀茂鶴酒造の事務所として使用されている

新着記事

»もっと見る