WEDGE REPORT

2015年11月23日

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また蘇った不死身の男

 「アルムラビトン」の指導者はモフタル・ベルモフタルという隻眼のアルジェリア人テロリストだ。2013年、アルジェリアのイナメナスにある天然ガス関連施設を襲ってプラント建設会社「日揮」の日本人従業員10人を含め外国人40人を殺害した首謀者でもある。

ベルモフタルは6月、リビア東部に潜伏していたところを米軍の暗殺作戦で戦闘爆撃機に攻撃された。リビア暫定政府は死亡したと発表したが、米国はベルモフタルが標的であったことは認めたものの、死亡を最終的に確認していないと慎重な姿勢を示していた。

米国が慎重だったのは、ベルモフタルはこれまでにも何度も死亡説が出ながら生き長らえてきた過去があるからだ。そのしぶとさから「不死身の王子」とも呼ばれているが、マリの襲撃はベルモフタルが計画、実行したテロである可能性が高い。「不死身の男」が再び蘇ったというわけだ。

  
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