Wedge REPORT

2016年1月3日

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――笹本さんの出身はタイですね

笹本氏:日産のエンジニアを務めていた父の転勤のため、タイで生まれ4歳までを過ごし、さらに8歳~14歳まで オーストラリアでも6年を過ごしました。この経験から日本とアジアの橋渡し役となりたいという思いが芽生えました。インターネットと出会ったのは、リクルート時代にアメリカに留学(1993〜95年)させてもらった時です。当時はインターネットの黎明期であり、インターネットに大きな可能性があると感じました。帰国後は電子メディア事業部を6名で立ち上げました。これは今のリクルートのインターネット事業の基盤になっています。さらに、『AB- ROAD』の立ち上げをサイトデザインから開発まで一人で任され、3カ月で立ち上げまで漕ぎ着けました。

――32歳でリクルートを卒業した

笹本氏:それは入社する時から決めていました。起業すると。それで起業したわけですが、今で言う「ぐるなび」や 「食べログ」のような飲食店に特化した口コミサイトの先駆け的存在である「レストランガイド」を立ち上げました。当時から口コミ内容を解析すれば、個人の好みに特化した情報が発信できると思っていましたが、この解析にはコストが見合いませんでした。会社は、大手玩具メーカーさんに売却することができまし た。

――たくさんの職に挑戦する笹本さんの原動力とは

笹本氏:幼少期の経験が大きいと思います。オーストラリアでは日本でいうところの「おこづかい制」がありませんでした。幼い頃から働いて稼げ、という考え方が浸透しており、欲しいものがあればお皿を洗ったり洗濯をしたり、さらには学校に物を持ち寄って物々交換したりして、日常生活を通して経済について考える土壌がありました。クーポンを自作して親に渡し、お金を前借りする、といったことも幼い頃から行い、ビジネスへの抵抗がなくなりました。お金に対する価値観や教育は日本人とは異なりますが、将来は、この経験を活かして小学校などでもビジネスを教えたいですね (笑)。

  
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